祖国への挽歌

友人ゆっかがこれに出演すると言うので

随分前に予約していた今日。

六本木の俳優座劇場へ行ってきました。

当初の目的は、薬価がお芝居してるのを観ること、だった。

けど、すぐにストーリー自体に引き込まれた。

実在した日系アメリカ人のマフィアのお話。

多分ゆっかのお誘いがなければ私はこれを観ようと思わなかったに違いない。

でも、

観てよかった。

戦争って何?

祖国って?宿命って?

いろんなことを考えた。

なるほどなぁって思うセリフもたくさん、

特に

日本人は「水に流す」ってところ。

戦争のことも、やった人を憎むんじゃなくて

戦争そのものを憎むってところ。

確かにそう言うところ、あるよなぁ。

日本人の考え方なのかなぁ。

そして一番の収穫は

主演の松村雄基サンが

すごく素敵だったこと。

スクールウォーズとか不良少女と呼ばれてとかに出てるイメージしか知らなかったけど

そのあともちろんさらに役者として成長し続けてて

若者からマフィアになって年老いていくところまで

舞台の上で年齢を重ねてた。

かっこよかったし、うまかった。

お客さんの何割かは多分彼のファンの女性だった。

カーテンコールで

戦争や抗争で引き裂かれた2組の男女が

ちゃんと一緒に出てきたところも泣けた。

いいお芝居を観た。

ありがとうゆっか。f:id:marchsnow:20190609000831j:plain