「いつかパラソルの下で」を再読


ウチのクラスの森絵都好きな
(というか私が貸してあげた本がきっかけで森絵都が好きになった)
男の子が
「先生、「いつかパラソルの下で」っていう本は読んだことある?」って言うから
「持ってるよ」って答えたら
「え!図書館で借りようとしたら100人以上待ってる人がいていつ借りられるかわからないんだ」
「それなら私が貸してあげるよ」
「本当?ありがとう」
ってわけで
明日の月曜日に持っていってあげることになっている本を
貸す前に再読している。
私は結構たくさん読むほうで結構早く読むほうだが
読んだそばからストーリーを忘れてしまうので
貸す前はちょっと思い出しておかないと
「あの本ってあのシーンが・・・だったよね」とかいう話になったとき
話し合えないので
もう一度読まなくてはいけないことが多い。



ああ、そういう話だったんだな、って思い出しながら読んでいる。
娘と父の、話だったんだ。
私にも分かるよ。
父の、父じゃない部分。を知るときの話。
う〜ん。
ちょっと中学生の男の子には刺激が強すぎるかも。
とてもいい話だけれど。
だけど彼は森絵都好き。
きっとそんなことよりも本当に言いたいことをきちんと感じてくれるに違いない。



そして私は
「いつかパラソルの下で」
父とビールを飲みたかったって
やっぱり思う。
もう一度会えたら
パラソルの下でなくてもかまわない
ビールでも飲みながら
「パパの子に生まれてよかったよ」って
ちゃんと言おう。





明日。この本を持って行こう。
(受験生に貸すなんて悪魔のような担任かしら・・・)