選択


先日、長男の高校で「文理分け説明会」があった。
仕事を早引きして出席した。



小さい頃、長男はガンで死んでいく祖父を見て
「ガンを治す薬を作る人になる」と言っていた。
それから彼の夢はずっと、薬学部に進むことだった。


だけど、私は知っていた。
長男は、絶対に文系・・・。
おしゃべり好きで作文が得意で、
算数は苦手で。


中学の後半くらいからはどうやら自分でも気づき始めたみたいで
高校に入ってからはいよいよ理数系に対してあきらめ始めている。


しょうがないよね。私の子供だもん。
父親も文系だし。


っていうか、文系に進むことを「あきらめ」っていう言葉で話すのもおかしな話。
だけど、男子校に通う彼の周りではどうしても理系が華々しい印象なのは確か。



自分の経験を思い出してみると
多分、自分の一番好きなことをするのが一番。
打算は、結局自分を苦しめる。


長男は、このままだと
文系の中でも、英文でもなく、社会学でも心理学でも史学でもなく
日本文学に進むような気がするが
そろそろ彼を信じて
自分で考えて進んでいって欲しいと思っている。
(言いたいことやアドバイスしたいことはたくさんあるけどね。)